幸せの掴み方
その日は、仕事が入ってなかったため、柚葉は、優香のマンションを訪ねた。

「柚葉・・・あなた痩せたんじゃないの?」

「・・・うん・・・・まぁね・・・・」

「何があったの?」

優香は、柚葉の姿を見て、何かがあったことは察しており、
血相を変えて、柚葉に尋ねた。

「・・・実は・・・・・離婚した・・・・・」

「・・・・りこん?・・・・はぁっあ-------!!!なんですって!!!!」

優香は、ものすごく大きな声で怒鳴った!!

「お願い、優香・・・落ち着いて!」

「これが落ち着いてなんかいられますか!!!
 一体、何があってのよ!?」

真っ赤な顔をしながら優香は、怒り心頭で柚葉に尋ね、柚葉は、
ポツリポツリと、この2週間の出来事を話した。

柚葉の話を聞いた優香は、益々顔を真っ赤にしながら、突然携帯を
取り出し、どこかに電話をし始めた。

優香の行動に柚葉は、何がしたいのか予測できず、オロオロと
見守っていると

「もしもし、陽介!! 
 ちょっと、相楽さんと柚葉が離婚したのよ!!
 相楽さん、何考えているんだか、確認して!!!」

そう言い放つと、優香は電話を切り、柚葉に

「柚葉、いい、何でそんな事になったのかは、解らないけど、
 柚葉ももっと前から相楽さんに、秘書の事も、柚葉の気持ちも
 言っていればこんな事にならなかったのよ、 解ってる!?
 柚葉が、相良さんを甘やかしていたから、好き放題な事をされるのよ。
 自分が秘書と出来ているくせに、柚葉が元彼と抱き合っていたからって
 柚葉を責めるのはお門違いよ!!
 柚葉、お腹の赤ちゃんの事も、相楽さん、知らないんでしょ!?」

「うん・・・・言ってない。あの様子だと、『誰の子だ!』って
 言われそうだったし・・・・その言葉で傷つきたくなかったから・・・」

柚葉は、そう言いながら、涙が溢れてきた・・・・
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