幸せの掴み方
予定通り、圭祐が出て行ってから、一週間の間に、圭祐の部屋からは
菜々美の道具と柚葉の洋服などが運び出され、柚葉は、自分たちの荷物の
無くなった部屋を見て、

「なんか、呆気なかったわね・・・・・
 でも、この部屋で過ごした日々は、楽しかったわ!!
 ありがとう・・・・」

柚葉は、部屋にそう言い残し、離婚届と鍵と手紙を置いて、部屋を出て行った。


明日は、いよいよ菜々美の入園式で、柚葉は、離婚しても感傷に浸る間も
なく忙しかった。

仕事も本格的にモデルとして、柚葉はカメラの前に立ち、

「おはようございます。今日からよろしくお願いします」

『おはようございます』

「おはよう。柚。結局・・・駄目だったか!?・・・・」

「・・・・うん・・・・仕方ないよ・・・・でも、泣いてる暇なんて
 ないわよ・・・・湊、これから頑張るから、よろしくね!」

「解った・・・・支度して来い!!」

「うん・・・・・・」

柚葉は、控室へと向かった。


柚葉は、支度をしている時、

『そう言えば、優香にも話さないとな・・・・』

柚葉はそう思い、撮影が終わると、優香にメールで会う約束を取り付けた。
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