幸せの掴み方
「柚葉が、あんたと結婚したのは、分かった。
 ただ、俺としては、菜々美や真之介に、今まで通り会いたいのだが、
 それは良いのか?」

「あぁー、もちろん。柚も、その件に関しては、承知しているし
 菜々美は、特にあんたに会いたがっているから、会ってやって欲しい。」

「分かった・・・・感謝するよ。
 俺は、とんでもない事ばかりしてきたんだな・・・・・・
 自分にとって、何が大切だったか、今頃気づくなんて・・・・」

圭祐の素直な言葉に、湊は少し驚きながらも、

「で、あんたはその秘書と、再婚しないのか?」

「あっ・・あぁー、あの秘書の件に関しては、完全に誤解で、俺と
 柚葉は、罠に嵌められたんだよ・・・・
 あいつは、首にした。」

圭祐の言葉に、湊は驚き

「えっ・・・・じゃー、その秘書とは、何もなかったのか?」

「あぁー、もちろん、何もない。
 と、言うより、俺は、柚葉と付き合ってから、二股や浮気なんか
 したことがなかったよ。
 でも、それを今頃解っても仕方がないだろ・・・・・
 柚葉は、既に君と再婚しているし・・・・俺の事なんか、何とも
 思ってないはずだよ。
 俺は、柚葉を大切にしてなかったからな・・・・呆れるよな・・・・」

圭祐は、自分の吐いた言葉に、苦笑いするしかなかったが、どうしても
湊に、承諾して欲しい事があり、

「もう一つ、お願いがあるんだが・・・・・」

圭祐は、湊の顔を見ながら、そう言葉を発した。
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