幸せの掴み方
その後、柚葉は予定通り、真之介と共に退院し、マンションに戻った。

マンションに戻ると、入院する前と違って、部屋は、真之介の道具から
湊の荷物も増えた為か、少し手狭になっていた。

「なんか、入院している間に、手狭になったわね・・・・・」

「あぁー、俺の荷物は、部屋に入れたが、真之介のベットから何から
 いっぱいあるからな・・・・・」

「湊、部屋、狭くない?」

湊には、今まで使っていなかった部屋を、湊の部屋にしてもらったが、

「大丈夫だよ! ただ、一気に二人増えると、さすがにこの部屋では
 狭いよな・・・・・
 
 時期を見て、引っ越しも考えような!?」


「そうね。 このままだと真之介の部屋もないし、湊の部屋も、もう少し
 大きい方が良いでしょう?」

「まぁー、今はこれで良いけど、いずれは引っ越しだな!」

柚葉と湊は、真之介がもう少し大きくなったら、引っ越しすっることを
決めた。



その後、順調に柚葉の体調は、回復し、4月からの仕事復帰に向けて
体型をもとに戻すために、ジムに通いながら、4月からの復帰は
菜々美と同じ事務所と契約したため、モデルとしてのレッスンを
きちんと受けることになり、ジムとレッスンで、日々が過ぎて行った。

ジムとレッスンがある時間帯は、美代子の会社の託児所に、真之介を
預け、柚葉は、必死になって、体型を戻しながらも、モデルとしての
美しい所作を身に付けて行った。
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