幸せの掴み方
圭祐は、久しぶりに海が見たくて、車を軽快に走らせた。

車中は、圭祐と柚葉は、いろんな話をし、柚葉は、昨夜よりも警戒心が抜け
普通に圭祐と話事が出来、圭祐も色んな話を、柚葉にした。

柚葉は、頭の中で、警告音が鳴っていたが、圭祐と話しているうちに
段々圭祐の魅力に囚われ始めていた・・・・



『駄目だ、このままで行くと、私は、相楽さんを好きになりそう・・・・
 早く、何とかしないと、傷つくのは私だ・・・・』

柚葉は、そう思いながらも、自分に言い聞かせるように

「相楽さんって、彼女はいないんですか?」

「何・・・気になる?」

「いえ・・・もしお付き合いしている人がいるなら、私は、今日は
 来ない方が良かったのでは・・・と、思って・・・・」

「う~ん、彼女はいない!って言うより、面倒なんだよ!
 彼女になると、独占欲は出て来るし、束縛するでしょ!?
 それに、彼女に合わせるのも面倒なんだよ!」

「・・・そうなんですか・・・・」

「それに、彼女が居なくても、遊ぶ女は、いくらでもいるからね!」

そんな圭祐の返答に、柚葉は、改めて自分では、相手出来ない男性だと
痛感した。
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