幸せの掴み方
「とにかく、今すぐは決められない・・・・暫く考えたいんだ・・・・」

「分かったわ・・・・湊、私は、湊が決意したことは、必ず応援するから。」

湊は、柚葉の言葉に、小さく頷くと、自分の部屋に行ってしまった。

一人残された柚葉は、柚葉自身、どうしたら良いのか解らなかった。

でも、湊と離れるなんて・・・・考えられない・・・・

でも、もし、家族でフランスへ行く事になれば、子供達はどうなる・・・・

柚葉も、答えを出せずにいた。



そんな問題を抱えた二人は、それから何となくギクシャクした雰囲気を
漂わせ、それにいち早く菜々美が察知した。


「ママ、お父さんと喧嘩したの?」

「えっ、どうして、そう思うの?」

「だって、可笑しいんだもん・・・・・・」

柚葉は、菜々美の感の良さに、驚きながらも、

「お父さんとは喧嘩はしていないの・・・・ただ、今、お父さんとママは、
 色々あって、日本を離れるかも知れないの!?・・・・・」

「えっ、どこかに行くの?」

「まだ決まってないわ!・・・・でも、どうしたら良いのか、ママにも
 分からないのよ・・・・」

柚葉の言葉に、菜々美は、

「私は・・・・・皆と一緒が良い!!

 お父さんとも、ママとも離れたくない!!」

菜々美の言葉に、柚葉は、ハッとした。
< 214 / 310 >

この作品をシェア

pagetop