幸せの掴み方
「柚・・・・どうして・・・・もしかして、ケビンか?」

柚葉は、小さく頷いて

「湊・・・・チャイルド・サポートは、湊の夢なんでしょ?

 湊、言っていたよね!? 恵まれない子供達を、一人でも救いたいって・・・

 本当は、すぐにでもフランスへ行きたいんじゃないの?

 私達の為に、日本に残っているんじゃないの?」

「柚・・・・・聞いてくれ。

 決して、柚たちのせいじゃない。これは、俺が決めた事なんだ。

 確かに、チャイルド・サポートは、俺の夢でもある。

 でも、俺の夢は、柚や菜々美や真之介といたい!って事もあるんだ。

 だから、決して我慢して日本にいるわけじゃないんだよ!?」

「でも・・・・じゃー、フレデリックさんの事は、どうするの?

 湊、言っていたよね、自分の父親みたいな人だって!

 今、その人が苦しんでいるのに・・・・・・・」

「柚・・・・・確かに、フレデリックの病気の話は、俺もショックだった。

 だが・・・・・今は、俺もどうしたら良いのか解らないんだ・・・」

「湊・・・・・・」

湊が、苦しそうな顔をしているのを見た柚葉は、何も言えずにいた・・・・
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