幸せの掴み方
柚葉は、これからの先の事を、真剣に考え、答えを出さなくては・・・・

「ごめんね、湊に迷惑ばかりかけてしまって・・・・

 湊、私達の事は、気にしないで、フランスへ言って頂戴、お願い!!」

「柚・・・・本当に、ごめんな・・・」

「ううん、湊、本当にありがとう。

 湊、本当は、私も、湊について行きたい・・・・でも・・・・・・」

柚葉は、そこまで話すと、涙が零れて来て、話すことが出来なくなってしまい

「柚、大丈夫だ。

 美代子さんは、元気になるまで暫くかかると思うが、柚がしっかり支えて
 やれば、大丈夫だ!」

柚葉は、湊の言葉に、頷くことしか出来なかった。

その夜、柚葉は、湊に抱きしめられながらベットに入ったが、なかなか寝つけず
柚葉は、これからの事を考えていた。

隣ですやすやと寝息を立てている湊の顔を見ると、柚葉は、自然と涙が
零れてきた。

このまま、湊がフランスへ渡り、柚葉達が暫く残ったとしても、
どのくらい離れて暮らすのか、先が見えない・・・・

美代子を一人、取り残すことは出来ない・・・・

でも、いつまでも湊の優しさで離れているわけには行かない様な気がしていた。

これから先、ともすると何年経っても、柚葉は、フランスへは行けないかも
知れない・・・・

暫しの休暇で行くのとは、訳が違う・・・・

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