幸せの掴み方
「湊・・・・愛してる・・・・・本当は、一緒に居たい・・・・」

柚葉は、心の声をそのまま素直に、湊に告げた。

湊も、柚葉や子供達と離れることは、身を引き裂かれるように辛い。

でも、自分には、しなくてはならないことがある・・・・

柚葉が、美代子を大切に思うように、湊もフレデリックを父のように大切に
思っている・・・・

二人が、離れなくてはならない事は、本当に仕方がない事なのだ・・・・

世の中には、お互いが離れていても大丈夫な夫婦もいるが、柚葉は、
性格的に、それほど器用ではない・・・・

そのことを、湊は十分に承知していた。

柚葉は、離婚と言う形を取ることで、湊の事を気にする必要が無くなる。

結婚したままで湊がフランスに行けば、柚葉は、必ず、美代子の事、
湊の事で、悩むときが来る・・・・それならば・・・・

「柚、俺達は、離婚しても、これからは良き友人として生きて行こう。

 俺は、フランスで頑張るし、柚は、この日本で、美代子さんを支えて
 頑張るんだ。

 俺は、いつでも、柚葉や子供達の幸せを祈っているから・・・・

 俺に会いたくなったら、いつでもフランスに遊びに来い。

 もちろん、子供達もだ!!

 あの子たちは、血は繋がってなくても、俺の子供達だ・・・」

湊の言葉に、柚葉は、ただただ涙が零れるだけだった。

そんな柚葉を抱きしめながら、二人は、お互いを求めあうように、
激しくキスをし、湊は柚葉を抱き上げ、ベットへと運んだ。

そして柚葉の上に追い被さると、激しいキスを再開し、お互いが、お互いを
激しく求めあった。

その夜、何度も繋ぎ合い、そして二人は安らかな眠りについた。
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