幸せの掴み方
新たな旅立ち
圭祐は、柚葉の電話の後、心の中を隙間風が通っているようだった。
仕事は、きちんと熟してはいたが、会社でも、時々、ぼんやりとしている時
があって、秘書の相場や、柚香は、心配していた。
そんな圭祐を、少しでも元気になってくれればと、相場が珍しく、
夜の接待が入ってない、金曜日、圭祐を誘った。
「偶には、飲みにでも行かないか?」
相場は、仕事中は、敬語を使うが、仕事を離れると、対等に圭祐とは話を
する。
元々、年齢も近く、意外に圭祐と相場は、性格的にも合い、仕事に関しても
お互いが、遠慮なしに、自分達の意見を言い合い、圭祐も相場を信頼している。
そのお陰もあってか、仕事はこのご時世でも、順調に利益を上げており、
本来なら、相場は、副社長か専務にでもなれる器なのだが、本人が
堅苦しいのを嫌い、自分は、今のまま、圭祐の秘書をやらせてほしいと
希望していた。
そんな相場に誘われて、圭祐は、久しぶりに飲みに出かけた。
「「「かんぱーい」」」
何故か、その場には柚香も居て、不思議には思ったが、圭祐は、別段
気にすることもなく、3人で飲み始めた。
「しかし、最近、どうしたんだ? 心、ここに有らずだぞ?」
圭祐は、柚香の前で、相場はそんな事を言い始め、正直、焦ってしまった・・・
相場とは、公私共にいろんな話をするが、柚香は、あくまでも部下の一人
だった。
それをこの場で、正直に、柚葉達の事を言うのは躊躇った。
「あぁー、まぁーな。でも、良いんだ。俺が気にしても仕方がない事だから。」
そんな風に誤魔化すことしか出来ない圭祐だった。
仕事は、きちんと熟してはいたが、会社でも、時々、ぼんやりとしている時
があって、秘書の相場や、柚香は、心配していた。
そんな圭祐を、少しでも元気になってくれればと、相場が珍しく、
夜の接待が入ってない、金曜日、圭祐を誘った。
「偶には、飲みにでも行かないか?」
相場は、仕事中は、敬語を使うが、仕事を離れると、対等に圭祐とは話を
する。
元々、年齢も近く、意外に圭祐と相場は、性格的にも合い、仕事に関しても
お互いが、遠慮なしに、自分達の意見を言い合い、圭祐も相場を信頼している。
そのお陰もあってか、仕事はこのご時世でも、順調に利益を上げており、
本来なら、相場は、副社長か専務にでもなれる器なのだが、本人が
堅苦しいのを嫌い、自分は、今のまま、圭祐の秘書をやらせてほしいと
希望していた。
そんな相場に誘われて、圭祐は、久しぶりに飲みに出かけた。
「「「かんぱーい」」」
何故か、その場には柚香も居て、不思議には思ったが、圭祐は、別段
気にすることもなく、3人で飲み始めた。
「しかし、最近、どうしたんだ? 心、ここに有らずだぞ?」
圭祐は、柚香の前で、相場はそんな事を言い始め、正直、焦ってしまった・・・
相場とは、公私共にいろんな話をするが、柚香は、あくまでも部下の一人
だった。
それをこの場で、正直に、柚葉達の事を言うのは躊躇った。
「あぁー、まぁーな。でも、良いんだ。俺が気にしても仕方がない事だから。」
そんな風に誤魔化すことしか出来ない圭祐だった。