幸せの掴み方
ストレッチャーに乗せられた柚葉を追うように、圭祐達も、
一緒に病室に向かった。

病室に運ばれた柚葉は、ベット移されると、目を覚ました。

「あ・・れ・・・ここは・・・・」

「ママ!!  ママ!!・・・・」

菜々美が、柚葉のベットの脇から、抱きついた。

「菜々美・・・・あれ・・・圭祐・・・どうして・・・・」

「柚葉・・・お前、倒れたんだよ・・・・覚えてないか?」

「倒れた?・・・・・・あっ、真之介は?」

「あぁー、大丈夫だ。ほら、そこに・・・・」

真之介は、柚香に抱かれて眠っていた。

「あぁ、あなたは・・・・・」

「あっ、初めまして。 社長の秘書をしています、川崎と申します。」

柚香が、慌てて挨拶をすると、柚葉は、

「ごめんなさいね。迷惑をかけたみたいで・・・・・」

「いいえ・・・・・」

「柚葉、それより、お義母さんは、どうしたんだ?」

「それが、今日から、瑠菜が母さんを湯治に連れて行ってくれてるの・・・」

「だからか・・・・あれだけの騒ぎになっても、出て来なかったのか・・・」

「ごめんね・・・圭祐。 迷惑かけてしまって・・・・」

「良いんだよ。俺は、どってことはない。それに、久瀬さんからも
 頼まれているしな!」

「えっ、湊から・・・・・・」

柚葉は、圭祐の言葉に驚いた。
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