幸せの掴み方
マンションに着くと、柚葉は、意を決して、

「圭祐、今日はありがとう。

 コーヒーでも淹れるから、寄って行かない?」

「あぁー、そうしようか。 寝るにはまだ早いしな!」

柚葉の誘いに、圭祐はすんなり応じた。

部屋に戻った柚葉は、美代子にメールで帰宅を告げ、美代子からも労いの
メールが届いた。

「美代子さん、なんだって?」

「ん? お疲れ様でした。 ですって・・・・」

二人で、コーヒーを飲みながら、少し緊張気味に、柚葉は答えた。

「圭祐・・・・・あのね・・・・・この間の返事なんだけど・・・・・」

柚葉の言葉に、圭祐は、コーヒーを飲むのを止め、カップをテーブルに
置いた。

「・・・・・柚葉、俺は、イエスしか受け取らないぞ!・・・・・」

「・・・・・・・うん。解ってる・・・・ちゃんと、圭祐の事、
 菜々美や真之介の父親としてじゃなくて・・・・・

 圭祐を、男性として、好きだよ・・・・・・・・」

柚葉の言葉に、圭祐は、嬉しさの余り、柚葉を抱きしめたかったが、
やはり気になることを、ここで確認しておきたくて圭祐は、柚葉に
聞いてみた。


< 289 / 310 >

この作品をシェア

pagetop