幸せの掴み方
「・・・・・・・・・柚葉・・・・お前は、久瀬さんの事は・・・・
 もう良いのか?」

柚葉は、圭祐の問いに少し戸惑いながらも、自分の気持ちを正直に話そうと
思い、口を開いた。

「あのね・・・・湊と私の関係は、どちらかというと恋愛?って言うよりは、
 なんか私の家族・・・兄弟みたいな関係なの・・・・・

 確かに湊は、私の初恋の相手だし、本当に好きだった。

 でも・・・・圭祐と離婚した後、湊と結婚したけど、その時は家族的な
 気持ちが強くて、恋愛感情よりは、家族愛の方が強かったの。

 だから今でも湊は、私の良き相談相手だし・・・・・

 別れてもあまり関係性は変わってないのが現状なのよ・・・

 そのことは湊も同じなの・・・・私達は、根底が似ているのよ・・・・

 でも、圭祐は違うの・・・・私にとって、今でも恋愛対象なの。

 確かに子供達の父親だけども、それ以上に、私にとっては、恋する相手
 なのよ・・・・・」

柚葉の意外な想いを聞き、圭祐は思わず柚葉を抱きしめた。

柚葉を抱きしめながら、圭祐は、

「柚葉、愛してる。これからも、お前は俺にとって、唯一の女だ。

 確かに久瀬さんとの関係は、俺にとって嫉妬に値するが、でも、柚葉が
 俺の事を、好きで・・・・男として愛してくれるのなら、俺は、
 それだけで充分だ・・・・・」

柚葉は、圭祐の言葉を聞き、圭祐の目を見つめながら

「圭祐・・・・愛してるわ・・・」

柚葉と圭祐は、お互いの唇を重ね合った。

キスを交わした後、圭祐は柚葉を抱き上げ、寝室に入ると、
柚葉をそっとベットに降ろした。
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