幸せの掴み方
どうにか、シャワーを浴び終えると、脱衣場には、圭祐のバスローブが
置いてあった。

どうも柚葉がシャワーを浴びている間に、下着は洗濯をしているらしく
仕方なしに、柚葉は、バスローブ一枚を肌に纏い、リビングへ入ると、

リビングには、既に圭祐が、コーヒーを飲んでおり、柚葉に気が付くと

「コーヒー飲むか?」

「はい・・・お願いします・・」

圭祐がコーヒーを手渡すと、柚葉は

「あぁー、美味しい!!」

「そうか、それは良かった。」

二人で、ソファーに座ると、圭祐は、

「・・・柚葉、昨日、何で俺に抱かれた?・・・・」

「えっ・・・・それは・・・・・・」

柚葉は、圭祐にそんな事を聞かれるとは思わず、返答に困ると

「お前は、一晩限りの相手なんか出来ないだろう?」

「・・・・・・・・・す・・・きだから・・・・」

柚葉は、どっちにしても今まで通りの付き合いは出来ないのだから
意を決してそう答えた・・・・・

柚葉の答えに、圭祐も考え込み、

「・・・柚葉・・・・俺は・・・・・・」

「いいの、私の勝手な気持ちだから、それに昨日の事も忘れてくれて
 良いから・・・・あっ、洗濯、終わったみたいだから、帰るね」

そう言って、泣きそうになるのを堪えながら、柚葉が立ち上がろうとしたら、
圭祐に腕を引っ張られ再びソファーに座らせられた。

< 29 / 310 >

この作品をシェア

pagetop