幸せの掴み方
柚葉に追い被さるようにしながら圭祐は、もう一度

「・・・柚葉・・・・愛してる。もう一度、やり直そう!!」

そう言うと、圭祐は柚葉に深い口づけをし、お互いの舌を絡めあいながら
お互いを求めあった。

「ふっ・・・・・あっ・・・・・・けい・・・すけ・・・・」

「柚葉・・・・・愛してる・・・・・」

「・・・・圭祐・・・・・私も・・・・・」

二人は、いつの間にか生まれたままの姿になり、お互いの温もりを感じながら
優しく、時には激しく求めあった。

久しぶりに味わう柚葉を圭祐は、明け方まで離すことなく何度も求め、
二人が眠りについたのは既に、日が昇り始めていた。

カーテンの隙間から差し込む光に、柚葉は目を覚ますと、肌に伝わる
圭祐の温もりが心地よく、いつまでも寝ていたい気分だったが、
圭祐が仕事に出かけなくてはならない事を思いだし、ベットから
降りようとすると、後ろから引き寄せられて柚葉は、再び圭祐の腕の中に
戻された。

「け・けいすけ?  時間、大丈夫?」

「う・・・うん・・・大丈夫。もう少し、このままでいて・・・・」

そう言いながら、柚葉は、圭祐が項にキスをしてくるのが解り、

「け・・圭祐・・・・もう起きなくちゃ・・・・」

そう言いながら圭祐の腕の中から逃げ出そうとする柚葉に、

「柚葉・・・・もう一度・・・・・しよ。 そしたら起きるから・・・」

そう言いながら、圭祐は再び、項にキスをし、片方の手は柚葉の胸を揉み始め
もう片方は、柚葉の中へと指を進めた。

そこまでされると柚葉は、抵抗すら出来ず、圭祐から与えられる快感に、
身を任せるしかなかった。

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