幸せの掴み方
父達は、私の事には興味はなかったが、世間体もあってか、大学までは
行くように言われている。

元々、家で家族団欒など、私にはなかったので、小学校の時から、
勉強だけが友達だった。

そのお陰で、中学でもトップの成績、高校も地域で一番の進学校に
入学することが出来、高校の成績も、上位にいるせいか、父達からは
「ある程度、名の通った大学へ行きなさい」と、言われ、私としては、
私立はお金がかかるので、国公立大を志望している。

そんな環境にいる私の事情を、優香たちは知っており、常に私の事を
気にかけてくれていて、

「皆、私の事、心配してくれて、ありがとう!!」

「何言ってんのよ!私達、友達でしょう!!」と、晴美に肩を
叩かれた。

柚葉にとって、この3人は、本当にかけがえのない親友達だった。

「柚葉、大学、第一希望は、O大?」

「うん、そのつもり。皆もでしょう?」

「うん、一緒に4人で行けると良いよね!!」

と、佳苗が言うと、晴美が、

「優香、数学だけは、どうにかしないと不味いよ!?」

「うっ・・・・解ってる・・・・」

そんな優香の姿に、三人は大笑いした。

高校時代は、この三人のお陰で、楽しく過ごすことが出来たが、相変わらず
柚葉は、自分に自信がなく、目立たず大人しい女の子だった。




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