幸せの掴み方
「柚・・・・柚葉・・・・起きて・・・・」

圭祐は、体調が悪そうな柚葉を、優しく揺り動かしながら柚葉に
声をかけた。

「・・・・う・・・・うんっ・・・・・圭祐?」

「うん、俺だよ!!柚、体調、悪いのか?」

眠気で、はっきりしない頭で、柚葉は、何で圭祐がいるのか不思議だったが、
次の瞬間、自分が検査薬のパッケージを、そのままにしていたことを
思いだし、

「えっ・・・・圭祐・・・・どうしたの?」

そう言いながら、飛び起きた柚葉は、目の前に、検査薬のパッケージ
を持った圭祐が目に入った。

「圭祐・・・・それは・・・・・・」

「柚、妊娠したんだね?」

柚葉は、今の状態で、誤魔化すことは不可能だと思い、小さく頷いた。

「そっか、ゴメンな!! そのせいでここ暫く、体調が悪かったんだろ?」

「・・・・・・・・・」

柚葉は、頷くことしか出来なかった。

「柚、産んでくれるよな?」

そう圭祐が、柚葉に問いかけると、柚葉は、大きく目を見開いて

「えっ、産んで良いの?」

「もちろんだよ!! だって、俺達の子だろ!!」

圭祐の言葉に、柚葉は、涙が零れた。
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