幸せの掴み方
麗美が、そんな罠を仕掛けていたなんて、思いもせず、仕事に没頭していると
信二から電話が入った。

「圭祐、悪いが、今日私が出席する予定だった、パーティーを
 代わりに出てくれないか?」

「何時からですか?」

「あぁー、七時からで、ハイアットベリーの大広間だ。
 招待状は、後で届けるから。」

「解りました。」

「悪いが、頼む。」

圭祐は、そう答え、会社に着替えはあるので、そのまま着替え、パーティーに
出席すればいいかと、考えていた。

そのパーティーは、今、圭祐の会社で、出資しているアパレル業界の
パーティーだった。

圭祐は、麗美に、お昼には帰っていいと伝え、自分は、夕方まで仕事をし、
その後、社長室の隣にあるシャワー室で、シャワーを浴びてから、
出かけようと考えていた。

柚葉には、遅くなることを連絡しなくてはならないが、昨日の光景が
目に浮かび、どうしても連絡する気になれず、

結局、そのまま柚葉に連絡をせず、圭祐は、パーティーへと向かった。
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