スイートペットライフ
「ミィ間違ってる。食べるのは僕だから」
じゃあなぜ私におにぎりを差し出したの?
「次はミィがあ~んする番でしょ?」
当たり前のように言っていますが、いつの間にそういうルールになったんですか?
渋っていると、大倉さんが大きな口を開けて待っている。
「あ~ん。早く食べさせてよ。おなかすいているんだよあ~死にそう」
もうこれ以上色々言われたくない私は自分の握ったおにぎりを大倉さんの口に押し込んだ。
「ふが、おが、うう」
何だかよくわからないことを話しているのでお茶を渡して落ち着いてもらう。
「ミィの作ったおにぎりをミィに食べさせてもらえるなんて幸せ~」
目じりに皺を寄せて全開の笑顔をされるとなぜかこちらが恥ずかしくなる。
「それはよかったデスね」
ぶっきらぼうにそう答えるしかなかった。
それからも、なぜかお互いを食べさせるというルールのもとお弁当タイムを過ごした。
私は序盤に羞恥心を捨てたおかげで、頬にご飯粒をつけた大倉さんが可愛いことや、実は梅干しが嫌いなことを知った。
太陽の下で食べるご飯は特別おいしい。それが心からの笑顔と一緒なら、なおさら。
じゃあなぜ私におにぎりを差し出したの?
「次はミィがあ~んする番でしょ?」
当たり前のように言っていますが、いつの間にそういうルールになったんですか?
渋っていると、大倉さんが大きな口を開けて待っている。
「あ~ん。早く食べさせてよ。おなかすいているんだよあ~死にそう」
もうこれ以上色々言われたくない私は自分の握ったおにぎりを大倉さんの口に押し込んだ。
「ふが、おが、うう」
何だかよくわからないことを話しているのでお茶を渡して落ち着いてもらう。
「ミィの作ったおにぎりをミィに食べさせてもらえるなんて幸せ~」
目じりに皺を寄せて全開の笑顔をされるとなぜかこちらが恥ずかしくなる。
「それはよかったデスね」
ぶっきらぼうにそう答えるしかなかった。
それからも、なぜかお互いを食べさせるというルールのもとお弁当タイムを過ごした。
私は序盤に羞恥心を捨てたおかげで、頬にご飯粒をつけた大倉さんが可愛いことや、実は梅干しが嫌いなことを知った。
太陽の下で食べるご飯は特別おいしい。それが心からの笑顔と一緒なら、なおさら。