誠につもる白雪かな
―蔵―


喜「ほんなら片付け終わったら扉閉めてきてや~。」


凛「は~い!!」


そういうと食器を棚にしまい始めた。


ふと蔵の奥に木戸があることに気付いた。


凛「もしかして...」


嫌な汗と期待が混じり合う中そっと押してみた。


不用心にも鍵は掛かっておらず簡単に開いた。






凛「っ.....!!??」


それをみた凛は目を見開いた。



知ってはいたがまさかここまでとは。
そして貶めるためかご丁寧に会津藩の提灯までも用意されていた。


凛「これは...」


慌てて懐から紙とペンを取り出しわかる範囲で
火薬の量や銃の数、種類などを書いていった。



凛「っし...戻らなきゃ...。」


慌てて振り返ると蔵の入り口に誰かが立っていた。



凛「誰っ!!!」


逆光で見えなかったが扉を閉めながら近づいてきた。


喜「なんか怪しいと思ってたんや....やっぱりな...」



そういうと近くまで来て凛の肩に手を置いた。
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