誠につもる白雪かな
凛は夢を見ていた。


凛「ここは...死んだの?私...」



?「いやまだ死んでいない。」



真っ白な空間に凛はいた。



?「山村凛。随分歴史を変えることが出来たな。」



凛「あなたはだれ?」



?「さぁ...ただ楽しいことが好きな輩とでも言っておこうか。」



凛「そう...このまま行けば...私はもうすぐ死にますね...」



?「それはつまらんなぁ。」



凛「人をなんだと思ってるの‼」



?「まぁ落ち着きたまえ。君は随分と面白い。このまま死なすのはもったいない。一つ条件をやろう。」



凛はその影を見つめていた。




?「君の力で歴史を面白く変えて見なさい。どう転ぶも構わない。ただお前が面白いものを見せてくれるならその病なおしてやろう。」



凛「でも、歴史を変えてしまったら未来は...」



?「心配するな。お前が生きる未来はパラレルワールドとして存在する。歴史を変えたところで、支障はない。」



凛「良かった...」



自然と頬が緩む。



?「最後に教えてやろう。私はお前が拾った根付に宿る主だ。それにしたって沖田に渡すとは...男は嫌いだ。山村凛、お前が身につけていろ。場合によっては守ってやろう。」



そういうと時間だといい消えて行った。
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