誠につもる白雪かな
近「身寄りもないし、ましてやこの格好だ。外に出して誰かに襲われたらどうする。幸い剣もできるそうだ。構わんだろ。」



土「しかし....」



総「賛成!強いんですか?」



凛「そこそこ?」

苦笑いを浮かべると総司に一粒飴を渡した。


平「いいんじゃない?べつに。誰も女だって気づかなかったんだから男装しとけば!」


佐「たしかにな!むさ苦しい男所帯に花は必要だぜ!」


新「てめぇは島原にでもいってろ。」



三馬鹿が騒ぎたしたところで再び近藤が口を開いた。


近「と、言うことだ。トシ、山南さん、源さん、斎藤くん、構わないかな?」


土「ちっ....近藤さんがいうならかまわねぇよ。」

山「私も構いませんよ。なにやら面白い話も多いから勉強になりそうですし。」


源「私もです。」



斎「あぁ...」


近「だそうだ!宜しくな!山村君」



凛「はい!宜しくお願い致します。」



すっと頭を下げた凛。


その無駄のない優雅な動きに誰もが釘付けになっていた。
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