【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
何を言われても私は耐えることができた。


早く…ボロが出たらいい…そう思って二人の話を聞いているふりをしていた。


「ちっ…………あんたも美亜乃みたいに…なりたいわけ?!」


咲歩さんが、私の態度があまりにも気に食わなかったらしくそう言った。


これを待ってた…。


「美亜乃みたいに…?それはどういうこと?咲歩さん。」


私が問い詰めると、


「っ……‼と、とにかくただじゃおかないんだから‼」


と言い放ってその日は帰った。
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