【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
「…………?!ごめん!
…なにしてんだろあたし。じゃあね、ありがとう。」


ぱっと手を離し布団をかぶり片桐蓮司にお礼を言った。


「……強がんな。…お前が寝るまでここにいるから。」


こっそり布団から顔をだし片桐蓮司をみたらそう言われた。


なんでこいつはここまでするんだろう。


私のことが嫌いなくせに……。


片桐蓮司の行動がイマイチつかめないでいた。


人がいる安心感からか、私はすぐ眠りについた。


片桐蓮司が私の寝室にある写真たてをみて顔を歪めていることも知らずに…――


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