笑ってくれますように
そう謝ったのは、瀬越。
そうだった。こいつ成績はそこそこのくせに、運動神経だけは良いんだ。
「……何のこと?」
「何のことって……」
わかってないのに、来ないでよ。
「メロンパン食べてごめん。」
「別に……。傷ついてないもん。」
可愛げのない私。
少しぐらい素直になりたい。
「本当にごめんな。何も考えてなかった。あれ、特別なメロンパンなんだろ?」
何で知ってるんだろ?
みちるが教えたのかな?
「……ごめんな。」
「……別に、謝ることじゃないから。」