【完】春紫苑






「橋月さんは、そんなこと言わないでしょ?」





その自信は、どこから来ているのだろうか?


そして彼女はどうして。



私なりに精一杯、冷めた表情で淡々と話しているのに、そんなにもニコニコして話せるのだろうか?




第一、転校初日以来、話していないのに何の話があるというのだろうか。






「言うよ。私は行かないし、話も聞かない」






違った。


私は待っているものが危険だと分かっていながら飛び込む必要があるとか、それ以前の問題なんだ。



その先に待つのが危険だと分かっていながら飛び込む、勇気なんてものを持ち合わせていないんだ。














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