私はヴァンパイア
四夜 修学旅行
人間の学校に龍もローズもなじんできたころ。

「みんな明後日からは修学旅行だ!」

「くれぐれも体調を崩さないように」

先生は修学旅行をとても楽しみにしていしたるようだ。

「修学旅行か、面倒だな。」

「ああ、まあしかたない。」

どうやら龍とローズは修学旅行に行きたくないようだ。

「桜さん!修学旅行楽しみだね」

隣の席の女子が話かけてきた。

「ああ」

龍はかすかに笑った。

「相変わらずの演技力だな」

「うるさい!」

私の怒っている姿に龍は口元を押さえながら笑っていた。

「お前のいじの悪い性格も相変わらずだな。」

笑っている龍を見ながら私は呆れたように言った。

「まあな」



修学旅行当日

「結局来たのかローズ」

「ああ、このばで来なければ不自然だろ」

いやいやにも二人は来たらしい。



夜みんなが部屋に入り始めるころ
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