社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。



実は、会話したのはあの日が初めてじゃない。

彼女は忘れているみたいだけれど、それは今から半年ほど前の入社シーズンのこと。





[…あー…飲みすぎた…気持ち悪…]





前日の新入社員歓迎会で珍しく飲みすぎた俺はその日、朝からぐったりと会社の社員食堂で机に伏せて休んでいた。





[二日酔いの薬くらい飲んでくればよかった…せめて水、水買いに…]





自販機へ向かおうとフラフラとする体を起こそうとした、その時





『…どうしたんですか?』

『……』





聞こえた声に顔を上げれば、そこにはこちらの顔を覗き込む彼女…宇浦がいた。


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