社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。
「…昴?」
「今日はここまで。おしまい」
「どうかしたの?」
「んー?どうもしてないですよ。少し疲れてるだけ」
「…あぁ、異動してまだ一月くらいだものね」
「そうそう。パソコンカチカチしてる経理部とは違って、体力勝負の営業職はつらいんです」
「疲れるくらい仕事に熱心だなんて…昴らしくないわね」
「そう?失礼だなぁ」
野宮さんはそう小さく笑うとじゃあね、と会議室を出て行く。
(…ヤレないと分かったら即用なしですか)
そのわかりやすい態度に、思わず呆れた笑いがこぼれた。