社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。
「なっ…」
「向こうで藤原さんが呼んでたけど、行かなくていいの?」
「…今行きますから、離れてください」
「いいじゃんいいじゃん、ね。さ、行こー」
「あ…」
そしてその男にジロリと睨みをきかせそれ以上絡めぬようにガードを固めると、スタスタとその場を歩き出す。
(…小さいなぁ、俺)
「で?藤原さんどこですか?オフィス?資料室?」
「ん?あー、あれ嘘」
「は!?」
そしてそのまま非常階段の方へと出てきてようやく手を離す俺に、その顔は騙された、と言いたげにこちらを睨む。