社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。
無難、つまりは選びやすい
けど正直…普通。
(無難だけど、でもつまらないかな…ありきたりっていうか、)
「俺だったら、赤かな」
「…?」
すると突然、入り込むように聞こえた一言。
その声に振り向くと、そこには段ボールを一箱持ちこちらを見る若いスーツ姿の男性。
明るい栗色の髪色に色素の薄い瞳、スッと通った鼻筋と形の綺麗な唇…と、まるで外国人のような整った顔立ちをしている。
「わっ…氷室!何してるんだよお前!」
「何って引っ越しだよー。まさかの部署異動でさぁ」
「異動って…まさかお前!?」
「そう。まさかの経理部から営業部への引き抜き」
どうやら拓真は顔見知りだったようで、驚き話す拓真に彼はにこにこと笑う。