社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。







そして途中で飲み会を抜け出し、氷室さんと二人タクシーに乗りやってきたのは閑静な住宅街。

その一角に建つ、少し大きめのマンションの前で車は停まる。



「…ーはい、着いたよ」

「氷室さん、起きてください」

「ん…もう着いた?」



ずっと眠っていた彼をポンポンと叩いて起こすと、氷室さんは財布からスッと一万円札を取り出す。



「運転手さん、これ彼女家までの分ね」

「え?いいですよ、自分の分は自分で…」

「いいから」



そうアルコールの匂いを漂わせた彼は車を降り、マンションの入口へと歩き出す。


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