社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。
オフィスへ続く廊下はしん、と静まり返っており、その中でひとつ見つけた後ろ姿。
(…いた)
君以外の糸は全て断ち切った。
遊び、保険、暇潰し。もう俺には必要ないから。
「美和」
「…?」
呼んだ名前に、彼女は振り向く。
「氷室さん。どうしたんですか?」
『全てを』なんて、きっと嘘。
『好き』なんて、きっと軽い。
それでもその言葉を信じたい。
大切にしたいと思ったよ。
君の言葉に、体温に
愛を感じたから
今度はこの愛で返そう
「好きだよ」
end.


