『一生のお願い、聞いてよ。』



『ちょっと冷たいもの入りますねー、力抜いててくださいね』


その時、ひんやりしたものがあたしに入ってきた。

びっくりして力をいれてしまった。


『力抜いてくださいねー』

「あ、は、はい、すいません…」



最強に恥ずかしかった。




『はい、終わりましたよー。拭いて下着を着けてさっきのとこにきてくださいねー』

「は、はい」


あたしはすぐにその台を降りて、拭いて下着を着けてさっきのとこに戻った。



『えーと、子宮がだいぶ傷付いてますね』

「傷付いてる?」

『はい、このままだと将来に響くので少しずつ治療していきましょう』




将来に響くってなに?




「ど、どうなるんですか?」

『治療すれば問題ないですよ、少し傷がひどいので、週1でこれますか?』

「いや、あの、それはわかりました。もし、治らなかったら、将来どうなるんですか?死ぬんですか?!」

『ははは(笑)死にはしませんが(笑)』

「じゃあ、どうなるんですか?!」

『まぁ、妊娠は難しいでしょう。このままだと。もし、妊娠したとしても流産の可能性がかなり高くなりますね』




妊娠ができない?

できても流産?




それって、あたしは、

子どもを生めないの…………?





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