『一生のお願い、聞いてよ。』
体がガタガタと震える。
聖人は、あたしのこんなところを妄想してたわけ?
気持ち悪すぎる。
その時、結羽ちゃんが目を覚ました。
結羽ちゃん『どうしたの?!』
結羽ちゃんはあたしを見てすぐにあたしのところにかけよった。
勇治『これ…』
勇治がノートを指差した。
結羽ちゃん『なんで、ここに…』
保健室の先生『もしかして、松尾さんは自分の相談をするために原中さんを呼んだわけじゃなくて、これのことを話したかったんじゃないの?』
結羽ちゃんが小さく頷いた。
結羽ちゃん『あたし、自分のことめちゃくちゃに書かれてるのもかなりショックだったし、過呼吸になったのも、それを思い出したから。だけど、あたしが言いたかったのは…』
勇治『これ、誰が書いたか分かる?』
結羽ちゃん『わからない…』
「分かる」
勇治『え?』
結羽ちゃん『知ってるの?!』
あたしは震える体を押さえて立ち上がった。
「この前、ずっと前から見てましたとか、そんなことが書いてある手紙もらった」
勇治『誰だよ?!』
「聖人って人」
結羽ちゃん『聖人って…』
勇治『知ってんのか?』
結羽ちゃん『席、隣の人だと思う…』