『一生のお願い、聞いてよ。』


窓のカーテンから覗くと、りょうくんはそれに気付いて笑顔で手を振っていた。


あたしも、笑って、手を振り返した。


りょうくんは、手を振りながら歩いて帰っていった。



あたしは痛む下半身をかばいながら自分の部屋まで歩いてベッドに寝転がった。






今日1日のこと、全部現実なんだろうか



あたしはそっと、眠りについた。
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