『一生のお願い、聞いてよ。』
「ん…」
目が覚めた。
(もう朝か…)
体を起こした瞬間、下半身にひどい痛みがあった。
「いっ…!」
お気に入りの白いスカートが赤くなっているのを見て、全身に虫が這っているようなすごく気持ち悪い感じになった。
あたしはゆっくり起き上がり、シャワーを浴びに行った。
服を脱ぐと、太ももに血が固まってこびりついていて、お腹や背中には青アザがあった。
ふと鏡を見ると、左の頬も青アザになっていた。
そっと触れると、ズキッと痛みが走った。
「夢じゃなかった…」
シャワーを浴びて、体をいつもの何倍も強く、何度も何度も洗いまくった。
子宮と大事なとこがズキズキと痛む。
風呂場の鏡を見ると、傷だらけのあたしが写っていた。
「あんた…まじ汚い。」