『一生のお願い、聞いてよ。』

「いきなり腕おさえつけられて、キスされそうになった。でも、キスは避けた。でも、体を触れて、いろんなとこ、舐められて」

『やめよう、もういい』

「虫が体を這ってるみたいで、すごく気持ち悪くて、手も足も段々痺れてきて、怖くて声も出なかった。」

『もういい』

「ヤンキーの指があたしに入ってきて、あたしの中をかきまわすように指動かされた。痛くて、気持ち悪くて、吐き気が止まらなかった。」

『やめろ、もういい』

「そのあとも、指出し入れされたりして」

『もういい!!!!』


りょうくんが怒鳴った。

びっくりして、あたしは話すのと止めた。



『聞いたりしてごめん。りょう、震えてる』



気付くと、体がガタガタと震えていた。


『もういいよ、りょう』



「…………そのあと、ヤンキーの固いモノがあたしに入ってきた」


『りょう!』


「あたしの上で腰振って笑ってた。あたしは痛くて痛くて、体も動かなくて、泣くことしかできなかった」



りょうくんを無視してあたしは続けた。


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