『一生のお願い、聞いてよ。』
次の日の朝も、勇治が迎えにきてくれた。
勇治『おはよ!』
「おはよ」
勇治『今日放課後何しよっか?!』
「んー、勇治んち行きたい」
勇治『え』
勇治は顔を真っ赤にしてあたしの顔を見た。
いや、そんな変な意味じゃないんだけど…。
「ゆ、勇治の家、行ったことないしさ」
勇治『きょ、今日はダメ!』
「え?どして?」
勇治『親、いないからさ…』
「だから?なんでだめなの?」
勇治『親いなかったら俺歯止めきかねえよ!だからダメ!』
「なにそれ(笑)」
必死な勇治が可愛かった。
勇治『りょうのこと、ほんとに大事にしたいから!』
急な言葉にドキッとした。
「あ、ありが…と…」
勇治『あー!照れてる!顔真っ赤!超可愛い!』
「いや、耳まで真っ赤な勇治に言われたくないんだけど!(笑)」
勇治『え!』
更に赤くなる勇治がすごくかわいい。
うるさいと言う勇治がたまらなくいとおしかった。
こんな毎日が続けばいいと思った。