『一生のお願い、聞いてよ。』
お母さんはすんなりOKしてくれて、駅前の進学塾に電話をしてくれた。
早速、今度の金曜日から塾に行くことになった。
勇治に伝えると、放課後一緒にあまり話せないけど、塾まで送るよと言ってくれた。
金曜日の放課後、勇治と一緒に駅前まで歩いた。
勇治『塾かー、がんばれよー』
「くそだるいけどねー」
勇治『りょうが塾行ってる間、俺も家で勉強するわ!』
「うん!」
塾について、勇治とバイバイした。
塾のドアを開けて、靴を脱いで階段を上がった。
あたしがキョロキョロしていると、男先生が近付いてきた。
先生『今日から通う原中さん?』
「あ、そうです、原中りょうです」
先生『はじめまして、原中さんの担当の佐伯です。よろしくね』
佐伯先生はあたしに手を伸ばして握手を、求めてきた。
握手をした。
佐伯先生のは大きくてゴツゴツしてて、大人!って感じだった。
あご髭がダンディーなイケメン先生でラッキーって思った。
早速勉強をはじめたけど、佐伯先生の教え方がすごく上手で、問題がすらすら解けて、生まれて初めて勉強が楽しいって思った。