はじまりは政略結婚
「さ、さあ……。仮にいたとしたら、マスコミに追いかけられてると思いますよ。スキャンダルの噂はないし、たぶん恋人なんていないですよ」
私が動揺してどうするんだろうと、心の中で突っ込みを入れながら、卵焼きを口に入れた。
「そうだといいんだけど……。ちょっと気になるよね? 昨夜テレビで見た時も、同じのつけてたのよ」
「えっ? そうなんですか⁉︎」
またも、喉につかえそうになった卵焼きを、慌ててお茶で流し込む。
「あー、それなら私も見たわ」
他の先輩も頷きながら、「それって、かなり怪しいよね」と言っている。
話を聞いてる限りでは、バライティー番組に出ていたらしいけど、海里がわざとネックレスをつけているのは間違いない。
それでなくても、帰国したばかりで目立つのに、どうして指輪のネックレスを頻繁にしているのだろう。
それが気にかかりつつも、ほとんど知られていない私たちの過去だけに、竹内さんの前でこれ以上話には乗れなかった。
気を取り直し、残りのお弁当を食べ始めたところでスマホの着信音が鳴り、みんなの視線が一気に私に向いた。
私が動揺してどうするんだろうと、心の中で突っ込みを入れながら、卵焼きを口に入れた。
「そうだといいんだけど……。ちょっと気になるよね? 昨夜テレビで見た時も、同じのつけてたのよ」
「えっ? そうなんですか⁉︎」
またも、喉につかえそうになった卵焼きを、慌ててお茶で流し込む。
「あー、それなら私も見たわ」
他の先輩も頷きながら、「それって、かなり怪しいよね」と言っている。
話を聞いてる限りでは、バライティー番組に出ていたらしいけど、海里がわざとネックレスをつけているのは間違いない。
それでなくても、帰国したばかりで目立つのに、どうして指輪のネックレスを頻繁にしているのだろう。
それが気にかかりつつも、ほとんど知られていない私たちの過去だけに、竹内さんの前でこれ以上話には乗れなかった。
気を取り直し、残りのお弁当を食べ始めたところでスマホの着信音が鳴り、みんなの視線が一気に私に向いた。