はじまりは政略結婚
バーベキューが終わり、兄たちとは廊下で別れ、智紀とふたりで部屋へ入る。
「夜でも海が見えるのね」
室内は常夜灯で薄暗いけど、バルコニーから眺められる海は砂浜の灯りで照らされて、意外なくらいによく見えた。
感激して窓に近づいた私に、智紀は満足げに言ったのだった。
「由香に気に入ってもらえて良かった。夜でも海が見えるように、設計してあるんだよ」
「そうなの? だからなんだ……」
さすが、智紀のプライベートビーチだけある。
ここには、里奈さんも来たことがあるんだろうか。
そんなことをふと考えた時、智紀が私の腕を掴み引き寄せた。
「やっとふたりきり。海もいいけど、オレを見てよ」
一度、きつく私を抱きしめた彼は、その後じれったそうにキスをした。
「愛してる……。由香」
初めて聞く『愛してる』の言葉に、思わず智紀を見上げた。
「夜でも海が見えるのね」
室内は常夜灯で薄暗いけど、バルコニーから眺められる海は砂浜の灯りで照らされて、意外なくらいによく見えた。
感激して窓に近づいた私に、智紀は満足げに言ったのだった。
「由香に気に入ってもらえて良かった。夜でも海が見えるように、設計してあるんだよ」
「そうなの? だからなんだ……」
さすが、智紀のプライベートビーチだけある。
ここには、里奈さんも来たことがあるんだろうか。
そんなことをふと考えた時、智紀が私の腕を掴み引き寄せた。
「やっとふたりきり。海もいいけど、オレを見てよ」
一度、きつく私を抱きしめた彼は、その後じれったそうにキスをした。
「愛してる……。由香」
初めて聞く『愛してる』の言葉に、思わず智紀を見上げた。