はじまりは政略結婚
エレベーターに乗り込みながらクレームのつもりで言ったのに、智紀はニッと微笑んだだけで、何も返してこなかった。
すると、扉が開いて着いた場所は、小さな小部屋のような所。
といっても、何があるわけでもなく、降りて左側にこじんまりとした警備室があるだけだった。
そこには警備員が二人いて、ガタイの良さに一瞬たじろく。
不覚にも智紀に寄り添ってしまい、今度は肩を抱かれてしまった。
「お疲れ様です、副社長」
「お疲れ」
短い会話を交わしただけで、智紀はさっさとそこを出る。
出た場所は長い廊下が続いていて、白い扉が等感覚で並んでいた。
そこが部屋なのは想像出来るけど、ひと気はまったくない。
「あそこは、誰でも使える場所じゃないから。本来は証明書が必要なんだけど、オレは顔パス。由香、怖かったか?」
ギュッと肩を抱く力を強くした智紀がニヤッとしたのを見て、我に返ったのだった。
「だ、大丈夫よ。ありがと……。もう離して」
すると、扉が開いて着いた場所は、小さな小部屋のような所。
といっても、何があるわけでもなく、降りて左側にこじんまりとした警備室があるだけだった。
そこには警備員が二人いて、ガタイの良さに一瞬たじろく。
不覚にも智紀に寄り添ってしまい、今度は肩を抱かれてしまった。
「お疲れ様です、副社長」
「お疲れ」
短い会話を交わしただけで、智紀はさっさとそこを出る。
出た場所は長い廊下が続いていて、白い扉が等感覚で並んでいた。
そこが部屋なのは想像出来るけど、ひと気はまったくない。
「あそこは、誰でも使える場所じゃないから。本来は証明書が必要なんだけど、オレは顔パス。由香、怖かったか?」
ギュッと肩を抱く力を強くした智紀がニヤッとしたのを見て、我に返ったのだった。
「だ、大丈夫よ。ありがと……。もう離して」