俺様男子とラブ同居
「もうやーめた。慶太のせいだからね〜」

「はいはい…」


歩夢はぬくれながら、俺の隣に座る。

隣に歩夢が座った瞬間…シャンプーのようないい香りがした。



こいつ…

いつからこんな、女らしい匂いがするようになったんだ……




「慶太…」




すると、足で砂場の砂をいじりながら、俺に話しかけてくる歩夢。




「ん…?」

「・・・」


俺が返事をすると、歩夢はトロンとした目をして、俺を見つめてくる。




「な、なんだよ…」


なんだか色っぽい歩夢に、どうしたらいいかわからない。

まともに、歩夢の顔が見れなかった…




「ねむい…」

「え」


ぎゅ



俺の腕を握りしめ、俺の肩に寄りかかる歩夢。



本当になんなんだよ…!

マジで、恥ずかしいんだけど…


歩夢の大胆な行動に、戸惑うしかできない俺。




「いつまで…一緒にいられるかな…」

「っ!」


目をつぶりながら、歩夢はポツリとそう言った。



歩夢……?




「私たち……ずっとは、一緒にいれないの?」
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