風に恋して:番外編
リアはフッとため息をついた。
ルカが生まれる前は――もちろん今もだが――彼の力の強さを心配していた。赤い瞳を受け継いでしまうのではないかと怖くて、“産んでもいいのか”と、ほんの少しとはいえ迷ったこともある。
だが、彼が水属性を使えないかもしれないという可能性が出てくると、それはそれで心配で。
使えないならそれでもいいと思う反面、何か彼に問題があるのではないかと……不安になる。
そんなことを考えるせいなのか、最近ルカと遊んでいると、ふと彼の瞳が赤く見えることがあって嫌な汗をかく。
でも、慌ててルカを引き寄せて覗き込む瞳はいつもレオと同じ漆黒で、急に焦りだしたリアをキョトンとして見つめてくるのだ。
考え過ぎ。
それはわかっているのだけれど……
「リア」
ふと、レオの影がリアにかかり、リアは顔を上げた。
レオは遊びつかれてうとうとしているルカを抱いていて、優しくリアに微笑みかけてくる。
「やっと昼寝の時間みたいだ」
「うん」
差し出された手に自分の手を重ねて、リアは立ち上がった。
ルカが生まれる前は――もちろん今もだが――彼の力の強さを心配していた。赤い瞳を受け継いでしまうのではないかと怖くて、“産んでもいいのか”と、ほんの少しとはいえ迷ったこともある。
だが、彼が水属性を使えないかもしれないという可能性が出てくると、それはそれで心配で。
使えないならそれでもいいと思う反面、何か彼に問題があるのではないかと……不安になる。
そんなことを考えるせいなのか、最近ルカと遊んでいると、ふと彼の瞳が赤く見えることがあって嫌な汗をかく。
でも、慌ててルカを引き寄せて覗き込む瞳はいつもレオと同じ漆黒で、急に焦りだしたリアをキョトンとして見つめてくるのだ。
考え過ぎ。
それはわかっているのだけれど……
「リア」
ふと、レオの影がリアにかかり、リアは顔を上げた。
レオは遊びつかれてうとうとしているルカを抱いていて、優しくリアに微笑みかけてくる。
「やっと昼寝の時間みたいだ」
「うん」
差し出された手に自分の手を重ねて、リアは立ち上がった。