だから、恋なんて。
恋愛だって、そう。
もう恋なんてできなくてもいいかもって思っていたのに、ちょっと優しくされたり、思わせぶりなことを言われるだけで、少なからず意識してしまう。
そのくせ、そんな自分を否定したくて、色んな言い訳を考えたり。
いい歳してどうしていいかわからなくて、余裕なんか全然なくて、ただ無視してしまったり…。
私が思っていた四十代は、もちろん立派な大人で。
人生の酸いも甘いも知り尽くして、何があっても自分のペースは乱すことなく生きていける人。
相手に何を言われても、何があっても、動揺せずに大人の対応ができる人。
理想とかけ離れた自分に今さらながら少し落ち込んで、明日の日勤のためにさっさと寝ようとビールを飲み干した。