だから、恋なんて。

「セクシー下着」

「はぁっ?」

「ふふふ~」

「なにそれ、今さら?直人さんの為に?」

「今さらだからよ」

意味ありげに含み笑いをする千鶴。

夫婦になってもセクシー下着とかってやっぱり必要なわけ?あ、でもよく夫婦だからこそマンネリ脱却のためにそういうスパイスが必要とかって聞いたりするかも。

って、そんな下着なんてつけなくても、千鶴loveの直人さんならそれこそ毎日スるわけでしょ?

え、あ、でも、それじゃあ…。

「丸く…収まった、の?」

さすがに聞きにくくて千鶴の顔色をうかがう……けど、そのにやけた顔に余計なお世話だと悟る。

「まぁ、ピルを見つけられちゃってるからね。もう誤魔化しきかないし、あとは直人にも一緒に背負ってもらうつもりでぶっちゃけたのよ」

「夫婦、だもんね」

「ん、それに、あっちも私がいない間に考えて、うすうす感づいていたみたい」

「じゃあ、わかってくれたってこと?」

私の問いかけに「う~ん」と首を傾げる。
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