君の存在が笑顔になる
グー


「せんくん、お腹空いたの?」


「うん」


千太郎は鳴ったお腹を押さえる。


「桜香ね、お菓子持ってきたよ。食べよ」


私はカバンからポッキーを出して、千太郎に渡した。


「おいしい!おうちゃんも食べよう!」


「うん!おいしいね」


私たちはポッキーを食べながら、楽しいことを話した。

暗くなってきて、怖かったら、楽しい話をいっぱいした。


「もう7時になったね」


そろそろ見つけてくれないかな?

ここまま見つけてもらえなかったら、どうしよう?


「せんくん、お母さんたち、探してくれているかなー」


「うん…、どうかな?」


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