山神様にお願い
「・・・素直な反応だなー。シカ、美味いね」
ふにゃふにゃになってしまって、私は横たわる。もう何をされても凄い快楽の波が襲ってきて、自力ではどうしようもなかった。
声が止まらない。震えも止まらない。全身が熱くてわけが判らない。
「――――――ほら、起きて」
そう言って店長が私を引き起こす。私は力がなくて抱き上げられるがままだった。
「懇願されるまで・・・・焦らしたかったんだけど。もう、俺がギリギリだから挿れてしまおう」
よいしょ、そう言って店長は片手で私を抱いて片手で椅子を引き寄せた。
椅子の座面に頬をつけて腰を突き出す格好になったんだと判った瞬間、彼が後ろから私の中心に一気に入ってきた。
「っ・・・!!」
ズンと凄い衝撃が来て、瞼の裏側で花火が飛び散る。
まさか一突きでイってしまうとは思わなかった。指先まで痺れて、自分が痙攣しているのが判った。
躊躇なく突き入れた後は動かずに、彼は荒い呼吸をしていた。自分の中に熱い塊を感じて、私の体温も急激に上がる。
「・・・ちょっと、これ、は・・・」
低い掠れ声が後ろからした。