山神様にお願い


 それで、そういうことを言われたというわけ。

「・・・まあ、そう、かも」

「そうかもじゃなくて、そうでしょ~!せっかく店長さんとラブラブになったのに、バカだね~」

「ば、バカ?」

「あたしなら就職蹴っちゃうな~!だって彼氏いい年齢でしょ?しんどい新入社員の正社員でなくて、永久就職目指すわ~」

 ケラケラと笑っている。

 私は唖然として我が妹を眺めた。・・・・・いつの間にこの子、こんなことを言うように!?パート2。そう思って。まだまだ17歳なのに!阪上君といいうちの飛鳥といい、まったく最近の17歳は!

 悲しい・・・とよろめいていたら、クッションを投げつけられた。

「早くテンチョーさんに言っちゃえばいいじゃん。結婚して下さいってさ」

「えっ!?私からっ!?」

「お姉ちゃん古い~!女から言うのだって最近はフツーだよ、フツー!」

 いやいやいやいやいや、そこはやっぱり普通じゃないでしょ!?私はもう目を白黒させるばかりだ。

 だって、そんな、永久就職なんて、ちいーっとも考えてみなかった!けけけけけ、結婚!?まさかまさか、店長と私が!

 脳内が一瞬お花畑になったけど、目の前でニヤニヤ笑う飛鳥の顔にハッとして咳払いをする。

「そんな話は早いです。それに、まだ付き合って3ヶ月だし」


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